転スラとは?
アニメ「転生したらスライムだった件」(通称: 転スラ)は、三上武のライトノベルを原作とした異世界ファンタジーです。
物語は、37歳の平凡なサラリーマンである三上悟が事故に遭い、異世界でスライムとして再生されるところから始まります。
彼は「リムル=テンペスト」という新しい名前を与えられ、特異な力を活用しながら魔物たちと友情を深め、やがて「テンペスト」という魔物の国を築いていく様子が描かれます。
賛否両論となっている論点
アニメ初見勢と原作勢の意見違い
今回主な原因はこのアニメで初めて見た初見勢と原作を既に読んでいて忠実に描いてほしい双方の意見が別れているのが主な原因かなと感じます。
それによって大きく解釈違いが起こり、意見が割れています。
今まで2期までは違和感が無かったものが3期が始まった途端に膨れ上がって来ています。
原作から大幅カットや変更が多い
今までに原作からカットや変更するシーンはアニメ化によって発生することはよくありましたが全て違和感もなく影響もほぼ無いレベルでした。
しかし今回大幅に漫画から変更されている為、違和感が生まれてしまいました。
一つ例に挙げると宴会のシーンですね。
ここはSNSでも大きく話題になっていましたが、なぜ大幅にカットされたのか疑問に感じました。
この宴会はヒナタ達と和解した後、テンペストに招き入れてみんなで宴会をするといったシーンなのですが漫画では一巻レベルで膨大なボリュームでした。
だからこそ原作勢はアニメ化で描かれるのを期待していたはずです。
ですが蓋を開けてみれば大事なシーンはエンディングに詰めてしまった事によって大幅にカットされてしまいました。
確かにアニメだけ見ただけでは特に違和感は全くないです。
ですが原作ファンからは和解の場でキャラクター同志のかけ合いや絡みなど大事なシーンを楽しみにしてはずなのにカットされてしまいました。
これによってヒナタのイメージが原作ファンとの間に認識のズレが発生したとも感じます。
あまりネタバレになってしまうので控えますがヒナタは自分が戦いを招いてしまったと後悔してリムル達に謝罪します。
しかしアニメではカットしてしまった事により、謝ってはいますが後味が悪いように感じます。
騙されていたとは言えリムルに対して敵意剥き出しで戦いを挑んできたのでごめんですむレベルでは無いのです。
描くペースが早い
これも少し気になりますが漫画の貯金がほぼ無い状態になっています。
飽きさせてしまうシーンが多い
シンプルに会議が長過ぎる。
会議が長い割に宴会はカットしてしまうという正直矛盾してるとも感じました。
会議のシーンはテンポが悪くなりますが、原作そのままで描いていたので宴会のシーンももちろんそのまま描かれるのを楽しみにしていたはずです。
クオリティは維持できている点
ここまで納得できていない事をまとめていますがもちろん全てのクオリティが不満がある訳ではないです。
作画崩壊は気にならない
作画に関してはクオリティが維持できているので違和感は特に感じません。
OPとEDに関しても手を抜いてないというよりもクオリティは良かったと思いました。
その他の演出
構成以外の音楽や作画などはこれまでのシリーズそのままでクオリティが維持できていました。
まとめ:良くも悪くもこれが転スラ
今回転スラ3期の賛否両論について個人的な見解としてまとめてみました。
自分の立場は原作を読んだ上での評価なのでアニメのみであれば違和感はないものと思われます。
実際に原作を読んでいない友人からは違和感は無かったと言われました。
無駄に長いとも言っていましたが笑
転スラはそもそも自分達の国作りがテーマで描かれているのでテンポが悪くなるのもわかります。
そこを踏まえた上で大事な部分を原作からカットしないで描いてほしかったなと思いました。